舌小帯短縮症
舌の裏側の真ん中から口腔底に向かっている襞(ひだ)を舌小帯といいます。この襞が生まれつき短く、舌を口腔の外に上手く出すことができない、または出そうとすると舌がひきつれてハート型になる といったことがあります。こういった状態を舌小帯短縮症(つれ舌)といいます。
舌小帯短縮症が認められても、ほとんどはうまく哺乳ができますし、本症が原因で日本語や英語の発音障害が生じることは非常にまれです。
舌小帯が極端に短い場合には手術が必要となります。膜様になった小帯を舌の根元まで切断します。切断部より出血があ るので、出血部分を縫合止血します。
手術後の写真です。
舌は十分に進展するようになっています。