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2017年12月12日
尿道下裂
今年は例年より寒いので、年末にはスキー場に雪があるかもしれません。県北の人には悪いですが、雪が降るのは歓迎です。
11月末の中国四国小児科地方会では、仲田が嚢胞性肺疾患の肺切除25例のまとめを、また花木が虫垂炎の治療方針についてを報告いたしました。12月初旬の小児科学会の岡山地方会では、私、中原が岡山医療センターの10年間の尿道下裂97例の治療について報告いたしました。
尿道下裂は先天的に尿道口の位置の異常と陰茎の屈曲があり、治療しないと排尿、性交などに支障をきたす病気です。タイプにより手術術式は異なりますが、きちんと手術を行えば最終的に普通に排尿できるようになります。
また大倉は小児にはまれな膵臓の腫瘍について、画像診断と臨床経過を中心に発表いたしました。
小児外科の病気の中には、その時点での症状の治療だけではなく、長期的な視点で手術を行い、また成人期に至るまでフォローアップをしていく必要がなものがあります。そういった病気の長期的な問題をなくしていくために、我々、日々前進していきたいと思います。
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