小児外科は生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)から学童期(中学生:16歳未満)までのお子さん方の外科治療なら国立岡山医療センター小児外科まで。

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2016年10月18日

手術と寒さの関係

thermo

こんにちは。片山です。

 

いや~ 寒くなってきましたね。

10月上旬は半袖で出勤してましたが、もはや今では長袖1枚でも下手すりゃ寒いです><

皆さんの住んでいるところはどうでしょうか?

 

ところで小児外科はこどもの手術を行う専門科ですが、こどもの夏休みの時期に手術数が圧倒的に多くなっています。

理由は夏休みで学校がないからというのがその最たるもので、その関係で長期休みを利用して大きい手術を行うことも多いです。

普段の1.5倍ほどは手術をしているでしょうか?(少し大げさかもしれません・・・)

 

さて、長期休みは夏だけではありません。冬も春も短いながらありますよね。

しかしながら冬も春も数はそれほど多くありません。

その理由は期間が短いからというのもありますが、もう一つの理由は発熱する機会が多いから、です。

風邪をひきやすいのはもちろんのこと、インフルエンザの流行時期にも被ることから、寒い時期の手術延期は相当の問題なのです。

一般的に患者さんたちが発熱しているときは中止になります。麻酔の影響がありますので・・・。

しかしどこの施設でも多少の咳、鼻水であったら手術はしているのではないでしょうか。

もちろん手術は緊急を除き、体調が万全であるに越したことはありません。かといって軽い咳、鼻水まで中止してしまうとほとんどの患者さんは冬や春先は手術できなくなってしまい、より夏に集中してしまいます><

夏休みは暑い時期で、なかなか風邪もひかないので中止自体が少ないですから自然と手術は多くなってしまいますね。

 

以上のことから小児外科の手術は夏が多く、冬、春が少ないんですね。 

この傾向は大人の手術をする科ではそれほどない傾向だと思います。

本日は少し違った視点から書いてみました。

 

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