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2016年9月13日

Rwanda

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2016年9月3日-9月11日の日程でアフリカのルワンダに行ってきました。AMDAおよび岡山県の担当者の方々、ご支援、ご協力大変ありがとうございました。ルワンダの首都キガリはゴミが少なく発展途上国の中ではかなり衛生的でした。そこからはるばる車で7-8時間かけてルワンダの西の端、コンゴとの国境の町であるルシジ郡のミビリジ病院を訪問、小児保健、小児外科の講演を行いました。ミビリジ病院には昨年岡山医療センターを訪問していただいた小児科医のカリオペ先生が院長がいる縁で、今回訪問したのですがとにかく遠い。ルワンダは千の丘の国と呼ばれなだらか丘が延々と連なり、トンネルも橋もないため丘を縫って走らねばならず、かなりのくねくね。飛行機では20分でつくので、次回行くことがあれば飛行機にしようと心に誓いました。ただ車で移動したおかげで国内の様子はよくわかりました。きれいな農業国です。動物は国立公園に行かなければあまり見れません。子供たちはみんな生き生きとしています。9月6日にキガリに戻り、後は健診、母子手帳の導入の意義について関係省庁をまわり説明、またウムチョムウィ-ザ学園で健診をルワンダの医学生とともに行いました。小児外科医療の現状はどうかといいますと、1200万人の国で小児外科医は0人です。小児患者の死亡原因は1. マラリア、2. 呼吸器感染症、3. 胃腸炎、4. 敗血症とのことですのでまだ先天奇形の治療には医療費をまわすことが難しいのかもしれません。キガリにあるキングファイサル病院は国内で最も先進的な病院、CT、MRIもあり、人工心肺も回せるそうです。ここでなら小児外科手術を施行可能かもしれません。現時点ではアフリカの中ではかなり安全できれいな国のようです。1年くらい暮らしてみてもいいかなと思えました。旅の楽しみの一つは人との出会い。今回出会い、お世話になった方々ありがとうございました。 中原でした。

 

 

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