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2016年3月12日
創部のテーピング
先日岡山医療センター附属看護学校の謝恩会に参加してきました。これから社会人になっていろいろな経験をして成長していくのだと思いますが、その期待と不安が入り交っているような卒業生たちをみて、懐かしさを感じました。
今日は手術創もしくは外傷創の、抜糸後の創部のテーピングについてお話します。外来で傷にテープを張っておいてくださいねと言われたことがある方もいらっしゃると思います。その目的は、2つあります。1つは傷にかかる緊張を緩和し、抜糸後に傷が広がったり、ケロイドができたりするのを防止することです。2つ目は紫外線等の刺激により色素沈着が生じることを予防する目的です。毎日、もしくは数日に1回貼りかえていただき(はがした場合は入浴時には普通に洗浄)部位にもよりますが、1-2ヶ月は少なくとも継続していただくことをお勧めします。ちなみに我々は3Mマイクロポアサージカルテープを用いてもらっています。
細かく切って垂直にはるように書いてあることもありますが、簡単に創部に平行にはってもらって構いません。
中原でした。
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