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2014年8月24日
ナムソムちゃん
ラオスから来日した小児がんの子供、ナムソムちゃんの件に関し、多くの方々からご支援・ご寄付を頂き有り難う御座いました。
感謝の意を込めて、皆様に経過をご報告致します。
26年8月4日支援者の方々とラオスを発ち、8月5日来岡されました。1歳で体重7kgと栄養状態不良でしたが、右腹部に巨大な腫瘍を認めたため、8月7日右腎臓から発生した1.2kgの腫瘍摘出術を行いました。手術後5日目頃から授乳開始。1週間頃から笑顔が出るようになりました。現在離乳食を食べていますが、嘔吐で摂取不能だったため、岡山で産まれて始めて離乳食を口にしたそうです。
手術後2週間目の現在、良く笑い、少しやんちゃな一面も見せています。現在抗癌療法中で、近々放射線療法も始める予定です。
今は元気で良く笑っていますが、今後は少し弱る可能性もあります。
元気そうでもやはり ’がん’ ですから安心は出来ません。
岡山医療センターのスタッフの方々、ジャパンハートのスタッフの皆様、寄付をお願いするに関して御協力を頂いたマスコミの方々、その他多くのご協力・ご支援を頂いた方々の意を感じ、我々小児外科チームは全力で治療を行っています。
(文責:青山興司)
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