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2013年11月2日
小児外科学会秋季シンポジウム
こんにちは、大倉です。
さて、10月24日~26日に、東京で小児外科学会秋季シンポジウムと、
Pediatric Surgery Joint Meetingという種々の合同研究会が行われていました。
当科からは、中原医長と大倉が参加してきました!
中原医長は特殊な食道閉鎖症に対する手術手技について、大倉は当科で行った
胸腔鏡下手術について発表し、全国の先生方とディスカッションしてきました。
小児外科学会秋季シンポジウムのテーマは「外傷・虐待」。
外傷の原因としては交通事故がやはり重要ですが、近年では
チャイルドシートの普及によって、重症外傷は減少してきたといわれています。
シンポジウムで話題になっていた中から、「シートベルト外傷」についてお話します。
そもそもシートベルトのおかげで、車から飛び出すような事態は防がれるのですが、
シートベルトに沿って身体に力が加わることで怪我をすること。
これが「シートベルト外傷」です。
小児では、通常大人用についているシートベルトを使うので、身長によっては、
万が一事故が起こった時に、シートベルト(の腰ベルト)が急におなかにくいこんで、
腸や膵臓などの臓器が傷むことがあるのです。
重要なのは、シートベルトをかける位置。
シートベルト(の腰ベルト)は、しっかりと骨盤にかかるように注意して下さいね。
決して、シートベルト自体が悪いわけではありません。。。
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